外壁用吉野杉パネリングの等級

外壁用吉野杉パネリング化粧面の等級(グレード)の解説です。
トップページに戻る  ┃ 外壁用吉野杉パネリングの紹介  ┃ 外壁用吉野杉パネリングの単価表

 外壁用吉野杉パネリングも、お施主様の様々なニーズにご対応できるよう、各種等級をご用意いたしております。
 お住まいの外観のイメージを決定付ける部材なだけに、性能面もさることながら、見た目の美しさにもこだわりたいところです。 
 質素で上品さを感じる無節や上小節材、カントリーでワイルドなインパクトのある一等材など、お好みでお選びください。

■外壁用吉野杉フローリングの等級

 源平材等級についての詳しい説明は”木材の等級(グレード)の見方”ページも併せてご覧下さい。
赤無節(あかむじ)

 化粧面に節の全く出ていない材で、木目や色合いも比較的小範囲内で揃えます。 そのため、施工後はたいへん綺麗な仕上がりになり、高級材として重宝されます。 吉野杉の赤身のみから削りだされた“赤無節”材は、性能と美しさを兼ね備えた珠玉の逸品となります。


※節の無い材は素直なため、反りや曲りなども少なく、工事も比較的しやすいので、施工者にも喜ばれます。 

 
赤特選上小節(あかとくせんじょうこ)

 赤特選上小節は、ほんの小さな鉛筆の芯ほどの直径の節が1〜2個ほどあるだけで、木目・色目は無節よりは比較的広範囲で揃えますが、それでもたいへん美しい良材となります。 木目や色合いがバラエティに富むため、無垢材の魅力を存分に感じれます。

※抜節・死節は無いため、節埋め加工は施してません。

 
あかじょうこ 赤上小節(あかじょうこ)

 製品一枚の化粧面に、直径25ミリ以下の節が1個、又は直径16ミリ以下の節が2〜3個ほど入る材です。 これらの節は施工後はあまり目立つ物にはならず、むしろ天然素材ならではのアクセントとなり、無節の材とまた違った趣が醸し出されて、味わい深くなります。 

※品質の割りにリーズナブルで、弊社から一番お奨めの等級です。
※抜節・死節は、基本的に節埋め加工を施してあります。

 
あかいっとう 赤一等(あかいっとう)

 大小の節が無数にあり、いかにも天然の木材らしい味わいがある、生節一等材です。
天然素材吉野杉の良さを得られる上、コストパフォーマンスにも優れるところが魅力です。


※抜節・死節は、基本的に節埋め加工を施してあります。

 外壁用吉野杉パネリングの素材として、濃赤材をご用意させていただくことができます。 
 濃赤材とは通常の赤材に比べ、タンニン等の樹種成分が濃く含まれたため、赤身部分が色濃くなった杉材です。 視覚的に黒々とするため、化粧材として避けられる事が多い材ですが、実はその反面、紫外線や水気・害虫に強く、より過酷な条件に晒される外壁に向いた材であると言えます。
 
 ご要望の際は、納期がかかる場合があるため、まずはお問い合わせの上、お見積もり承ります。
 
節埋め加工の状態節埋め加工とは?
 死節・抜け節となる節跡に専用製作した節核をプレス機械にて圧封し、生節として再生する加工のことです。 詳細はこちらをご覧ください→ ”節埋め加工”

■外壁用吉野杉パネリングの木質・等級を選ぶ際のヒント

 基本的に弊社の外壁用吉野杉パネリング既製品は“赤材”のみのお取り扱いになりますが、施工時の工夫として、同じ"赤材”の中から、色合いの濃い材をある程度選り出して、日のよく当たる壁面に集めて張る※1といった作業により、天然素材の外壁板を、視覚的に多少でも美しく楽しめれますので、ご一考ください。

 等級を選ぶ際は、建物の外観に与えたいイメージで選んでいただければ楽しめると思います。
 『赤無節』から『赤上小節』などは、落ち着いた上品なイメージを与えます。 美しい上、強度も高く、最高級の外壁材になります。 『赤一等』は、カントリーチックでワイルドでな見た目となり、自然木らしさがあって良いのですが、節の多さで少し煩く感じる時があります。  そのかわり傷や汚れが目立ちにくいというメリットもあり、一番リーズナブルでもあります。
※1 赤材でも外部で直射日光に晒すと、紫外線により日焼けしてきますので、比較的早く焼けやすい日当たり面に、濃い色合いの材を張っておくと、色の変化が目立ちにくくなるいというメリットからの提案です。 最終的には全体的に均一な色合いに落ち着いてきますので、長い目で見ると、あまり神経質に考えなくても問題無いと思います。

トップページに戻る  ┃ 外壁用吉野杉パネリングの紹介  ┃ 外壁用吉野杉パネリングの単価表